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第45回日本小児皮膚科学会学術大会

会頭挨拶

このたび、第45回日本小児皮膚科学会学術大会を、国立成育医療研究センター アレルギーセンターと皮膚科が主催させて頂くことになりました。
日本小児皮膚科学会は、国立成育医療研究センターの前身である国立小児病院の皮膚科医長を長年務められた山本一哉先生が1977年に事務局長として設立された学会であります。山本先生は、2005年に国際皮膚科学会連名国際貢献賞を受賞された国際的著名人であり、御欠席された国際学会ではRajka夫人にお会いするたび、Kazuyaはどうしている、と聞かれました。山本先生が大会長を務められた1995年の第19回大会以来26年ぶりに当センターが開催させて頂けることを光栄に存じます。
さて、第45回学術大会のテーマは「皮膚からはじめる子どもの健康」と致しました。私が専門とするアレルギー疾患は、アトピー性皮膚炎を起点としてアレルギーマーチが始まります。アトピー性皮膚炎の予防や早期介入により食物アレルギーをはじめ各種アレルギー疾患の進展を抑制できる可能性に期待が集まっております。しかし、その効果は精度の高い診療とアドヒアランスに依存致します。また、アレルギー以外でも、皮膚症状を呈する小児の疾患は多く、皮膚は患者の目に触れるものだけにごまかしが効きません。私たちは、臨床力の研鑽に務め、子どもの健康の回復と増進を図らなくてはなりませんが、本大会がその一助を担うことができればと願っております。
2020年は新型コロナの多大なる影響を受けましたが、2021年7月の本学術大会も直前まで予断を許さない状況が続く可能性があり、現地開催とWeb配信とのハイブリッドで行う予定を致しております。ハイブリッド開催ならではのメリットを活かした大会にしたいと考えておりますので、是非、皆様のご支援とご協力をお願い申し上げる次第です。

第45回日本小児皮膚科学会学術大会
会 頭 大矢 幸弘
国立研究開発法人 国立成育医療研究センター アレルギーセンター センター長

副会頭 吉田 和恵
同 感覚器・形態外科部 皮膚科 診療部長
同 アレルギーセンター 皮膚アレルギー科 診療部長(併任)

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